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2006年 5月 13日(土) 先勝

広島 細見谷

 大竹、そして細見谷

大竹へ。入山よしろう氏の後援会集会にて挨拶。
足元の悪い中、しかも土曜の朝からの集会であるにもかかわらず大勢の世話人の方が集結されていたことに大いに驚く。集会のたびに人集めに苦労する松本はうらやましい限り。
しかし要するに彼我の人徳の差ということである。精進、精進。

廿日市へ。細見谷学習会。
住民投票を実現する会の方の集会。
住民投票条例制定を求める署名運動を開始したいということで、会の方が学習会を開かれた。
松本も3年前の10月から、この細見谷の林道事業については反対の立場から意見を主張し続けてきたものとして、20分ほど講演。
今日は地元のテレビ局、新聞社など、マスコミの注目も高い会となった。
参加者50名との見積もりが実際には100名を超えるなど、市民の関心の高さもうかがえる。
なお、本日廿日市市議の方の講演で、興味深いお話があった。
それは「林道が完成しても、廿日市はしばらくその林道の管理を引き受けない」というものである。
3月の議会で市の助役が答弁したらしい。
地元も引き受けに難色を示すような林道を、県の事業で作らせる必要は無い。
やはり住民投票で、しっかりと廿日市市民が意思表示できる機会が確保される必要がある。

なお、講演で触れた私の林道事業反対の理由は以下の通り。

1.税金の無駄遣い。林業振興に名を借りた不要不急の農林土木
すでに使ったお金は77億。これから未着工区間に投下される予算は13.2キロメートルで29億円。
もちろんすべて税金で作る。3分の2は国税。残り3分の1は県民の負担。
当然費用対効果の検証が行われるべきであるが、林道という名目にもかかわらず、木材生産上の効果は、今年3月の予算委員会分科会でも不明という趣旨の答弁しか返ってきていない。
費用対効果の検証も出来ないような公共事業を29億円もかけて行うことなど、しかもこれまですでに77億も使われてきているのに、まったくふざけているとしか思えない。

2.それと引き換えに失われようとしている環境への負荷は取り返しのつかないものになりうる。
細見谷周辺は西日本でも有数の手付かずの原生林が残る地域。
くまたか、つきのわぐま、やまね、さんしょううお、もりあおがえるなどなど、貴重な動植物も数多く生息するサンクチュアリである。
にもかかわらず本来この環境への影響をはかるべき、環境保全調査検討委員会は、その委員自身が繰り返し指摘してきたように、不十分な調査を元に拙速な着工承認を行ってしまった。
環境アセスの趣旨に立ち返り、再度十分な調査を行うべきであり、その暁には、かけがえの無い自然を失うわけにはいかないという結論が出るのは火を見るよりも明らかである。

3.防災の観点から。
広島県は土石流危険渓流、急傾斜崩壊危険箇所ともに全国1多い、災害には極めて脆弱なところである。99年6月29日の集中豪雨による災害を思い起こしていただきたい。
私の地元広島2区でも佐伯区などを中心に大きな被害が発生した。
今回林道事業によって森が破壊されれば、当然保水力が低下し、大雨のときの災害発生の可能性はさらに増すことが予想される。
県民の生命と財産を守るためにも、これ以上の森林破壊は許されるべきではない。

4.水産業振興、広島の名産を守るためにも
細見谷は太田川の源流である。太田川は瀬戸内海に流れ込む。その瀬戸内海では広島の名産カキも養殖されている。広島のライバルである宮城県が森林を再生することでカキの味を高めようという努力をしているときに、広島はそれと全く逆行する形で森林を破壊しようとしている。
カキを中心とした広島の水産業に打撃を与えることは明白である。
林道は農林水産省の予算で行われる。同じ農林水産省管轄の水産業に対して深刻な打撃を与えかねない林道事業は、全く整合性の取れないあい矛盾する政策であるといわざるを得ない。
また県が3分の1の予算を負担しているが、名産のカキの味が衰えれば、「ええじゃん広島」を展開し、観光キャンペーンをはっても、なんの意味も無い。同じように整合性が取れない施策であるといわざるを得ない。

以上

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メッセージ

森と川と海は一つの生態系です。小生、宮城の唐桑半島の畠山さんの所に行って植樹祭に参加し、ダム建設にも反対されているとのお話を伺い、それ以来「カキ」は宮城にしています。瀬戸内海を守り、広島の森と川と海を大事にする漁民の声と取り組みが聞こえてくるまではそうしようと思っています。細見谷は広島の命の源、是非是非大切にしていただきたい、広島の「カキ」を喜んで食べられる日の来ることを願っています。

Posted by: 加藤 彰紀 : 2006年06月21日 10:18

冠省
広島の森林に住むトトロと申します、松本先生の掲示されている細見谷のポスターを興味深く拝見しました ホームページ内記事も拝見致しました
更に調査検証頂きたいのですが
農林省が直接に事業展開しているのでは無く 彼らの天下り先としての
外郭団体がこの不要な事業(他にもたくさん有る)を行っているのではないのですか 
私達トトロには国政調査権等も持ち合わせていない為調査に限界があります どうぞ早急に然るべき調査行動をお願いいたします
国民県民の 生命(森がもたらす我々の命) 財産(税金の無駄) を守るのは国会議員としての使命かと存じます
始めてのメールで無礼かと思いましたが ひとえに先生の行動提起に深く強く感銘したものとご理解頂きお許し下さい
松本先生の行動にご期待申し上げ、我々トトロは強くご支援と協力を致します
お身体ご自愛下さい
                     不一 

Posted by: 広島トトロ : 2006年07月13日 10:48

広島トトロ様

松本大輔です。
激励の書き込み有難うございます!
林道建設の実施主体は「独立行政法人緑資源機構」です。
この件については過去の独り言に何度も書いています。
もしご興味があればそちらもあわせてご参照いただけると幸いです。

本件林道問題の舞台は、廿日市市議会に移ります。
林道建設の是非をめぐる住民投票を行うための条例を廿日市市とて作るべきか、それとも作らざるべきか。
このことを議論するのが「廿日市市議会」だからです。
おそらく来月中には、廿日市市議会でこの問題が議論されます。
住民投票条例に賛成してくれるよう、身近な廿日市市議会議員さん、親しい廿日市市議会議員さんへの働きかけをよろしくお願いします。

わたくしもこうした広報活動などを通じて、住民投票実現をめざす派使い市民の皆さんの側面支援を行っていきたいと思います。

林業振興に名を借りた不要不急の農林土木工事に待ったをかけ、かけがえのない自然を守り抜くため、ともにがんばりましょう!!

松本大輔

Posted by: 松本大輔 : 2006年07月19日 09:32
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