すべての人の自己実現のために〜松本大輔の理念

 Jリーガーもよく口にする「モチベーション」という言葉。ヤル気(モチベーション)が大事なのはサッカーチームだけではありません。企業も学校も自治体も国も、組織の活力の源泉は、みんな所属する個人のモチベーションにあると言っても過言ではないでしょう。もちろん私達一人一人の生きるチカラの源だって、このモチベーションにあるのです。

 広島カープの黒田投手は、ドジャースからの4年契約の提示を、あえて3年に短縮しました。将来の広島復帰を希望しているからだと伝えられています。ヤル気や、やり甲斐は必ずしも物質的な損得勘定や効率で導き出されるモノではありません。

 時代は、モノに価値を置く重化学中心の工業社会から、ソフトやサービスを中心とする「知識社会」と呼ばれる世の中へと変わりつつあります。おカネを効率的に使うこと、モノを効率的に生産することも大事ですが、企業も政府も「もっと安く」ばかりでは、産業は空洞化し、社会はどんどん人に厳しく、そして虚しくなっていきます。当然ヤル気も失われてゆきます。「市場」も確かに一つの尺度です。しかしその市場といえども、評価するのはコストや数字、目に見える財務データばかりではありません。美しい、快適、独創的といった価値やブランドイメージは数字の大小ではありません。そしてこれらの価値を生むのはまさに人間の能力や知恵そのものです。人はコストではなく、「人財」です。変わりゆく時代に対応していくのは市場ではありません。私達。人です。もちろん人を馬鹿にしたようなバラマキもいりません。

 いいクニをつくっていくのは私たちのヤル気です。人への投資でヤル気を引きだしていきましょう。そして時代の変化や激しい競争の中で壊れていった活躍の場=やり甲斐のある居所を立て直しましょう。家族や学校や企業やコミュニティを立て直していくチャレンジを応援しましょう。

 ヤル気をかきたてるもの。それは昨日できなかったことが今日できるようになること。だれでも、いつでも、なんどでも。教育は全ての根幹です。

 ヤル気をかきたてるもの。それは毎日明るく健康に暮らせるという安心。最後まで人間らしく生きられる社会保障を実現していこう。

 ヤル気をかきたてるもの。それは自分を試すこと。あなたのチャレンジを応援し、努力に報いる公正な制度を作っていこう。

 ヤル気をかきたてるもの。それは誰かの役に立つこと。子や孫達の生きる未来のために、美しい大自然をいつまでも伝えていこう。

すべての人の自己実現のために。


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