![]()
要旨
○総理所信表明:与党も含め拍手なし、最初の熱狂から見ると嘘のような静けさ
○香川・徳島・長野などで農業・産廃・特区などを視察、現場の知恵を実感
○橋本氏の政倫審出席:正式には予算委で主張するが政倫審では不十分
○村岡氏の国会招致:本人が希望しているなかで駄目だという理屈はどこにもない
○代表質問:任期中に総理が何をやり遂げようとしているのかきちんと質したい
○政府・与党調整もなく法案もないなかで郵政民営化の対案を出すことはない
岡田克也代表/定例記者会見要旨
2004年10月12日(火)
編集・発行/民主党役員室
★会見の模様は民主党ウェブサイトでもご覧になれます。
300k → http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20041012okada_v300.asx
56k → http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20041012okada_v56.asx
■小泉総理の所信表明演説
【代表】小泉総理の本会議場における所信表明演説を聞きました。私自身、明日、本会議で質問に立つことになっていますので、具体的にはそのときに申し上げたいと思いますが、いろいろな言葉は散りばめられていますが、胸を打つものは非常に少なかったと思います。
そして、私だけではなく与党も含めてそうだったのか、とにかくあまりにも拍手が少なかったことが印象的で、小泉総理が初めて総理となって本会議場で所信を述べられたあの熱狂から見ると、まるで嘘のような静けさだったと。
一番最後に取って付けたように自民党サイドが拍手をしましたが、それまではほとんど拍手もなかったということが極めて印象的でした。中身はいろいろなことを語っていますが、明日は論点を絞り込んで、しっかりと議論をしたいと思っているところです。
■地方回り報告
【代表】国会が始まりましたが、今日までの間、各地域の現場を見るということで、意欲的に各地域を回ってきました。記者の皆さんの中にもお付き合いいただいた方もいらっしゃいますが、やはり、それぞれの現場には現場の知恵があるということを実感しています。
現場に行かなければ分からないこともたくさんありますし、その現場で実際にご努力されている皆さんの声を聞くと、ここにヒントがあるな、本当に頑張っているな、という印象を改めて強く受けています。
先般行きました香川、徳島につきましても、徳島県大津農協は、台風被害ということも兼ねて行ったわけですが、しかし梨、鳴門金時、サツマイモですね、蓮根、そうしたものをうまく組み合わせながら、国の力に一切頼らないなかできちんと所得を上げて生活しておられる姿を見ると、日本農業の再生の方向の1つがそこにあるということを実感しました。
これは長野県中野でキノコの栽培、あるいは100円ショップではありませんが、農家の皆さんが市場に出せないものを100円単位で持ち寄って売っている姿を見ても、非常に工夫と努力がそこにあると感じています。
もちろん、農業だけではありません。廃棄物の現場や特区、公共事業の現場なども見させていただきました。これからも国会開会中でありますが、土曜・日曜、あるいは月曜日を活用しながら精力的に現場を回って、現場の声を幅広く聞いていきたいと思います。
<質疑応答>
■橋本元総理の政倫審出席
【記者】日歯連に関連して、旧橋本派の1億円の献金問題に関して、橋本元総理が衆議院の政治倫理審査会での審査を受けたいと表明しましたが、これについての見解をお願いします。
【代表】政倫審というのは、いろいろな疑いがかかったときに、その説明をする場だと理解していますが、やはりきちんとした、より開かれた場で述べられるのが望ましいのではないかと思っています。
具体的には予算委員会の場で、党として――かなり言っているに等しい状態ですが――正式には予算委員会の場で、党としてどうすべきかということを申し上げたいと思います。政倫審では十分ではないと思っています。
■村岡元官房長官の国会招致
【記者】村岡元官房長官本人が証人喚問を求めていますが、自民党はそれを拒否しています。これについてはどのように受け止めていらっしゃいますか。
【代表】まだ拒否しているかどうか正式には確認していません。これはやはり同じように委員会で正式に求めたうえで、自民党がどういう態度を取るのか。
私はまさか拒否などできるはずがない、総理ご自身もそうした疑惑は晴らさなければならないと言われているわけですし、自ら出て行って話したいという人に対して、それは駄目だという論理・理屈はどこにもありませんから、私はそういうことになるはずがないと思っています。
【記者】橋本元総理については、政倫審での出席は受け入れたうえで、改めて予算委員会で証人喚問を行うということなのでしょうか。
【代表】いろいろな展開が考えられますが、それはこれからです。今の段階で私がいろいろなケーススタディを申し上げるべきではないと思います。国民から見て最も納得できる形で事実を説明させることが大事だと思います。
■代表質問に向けた意気込み
【記者】現時点で明日の代表質問の意気込みを教えてください。
【代表】私は、今回の所信表明はこれから2年間、小泉総理が総裁としての任期で何をやるのかを明確にする場であったと思っています。
しかし、返ってきた答えは非常に網羅的で、役人の作文と言っていいかもしれません。もう少し本当に重要なことについて、総理がどういう優先順位を付けて、2年間で何をやり遂げようとしているのかをきちんと質したいと思います。あわせて主要なテーマについて、ある程度絞り込んで詳しく質問したいと思っています。
総理は非常にさらっと流しており、具体的なことはほとんど語っていませんから、そうしたことについて、総理の考えをしっかりと引き出す、そういう質問をしたいと思います。
■政倫審のあり方
【記者】そもそも、政倫審は疑いのかかった政治家の疑いを晴らす場だと思いますが、それでも予算委員会に出るべきだということですが、政倫審のあり方について、改革が必要かを含めてどのように考えていますか。
【代表】私が申し上げたのは、今回の問題は橋本元総理個人の問題ではなくて、例えば事実関係がどうだったのか、ご本人が現場にいたと言われているが本人以外はどうだったのか、なぜ報告書に記載しなかったのか、そのおカネはどのように使われたのか――これは誰もが感じている疑問で、橋本元総理個人の問題だけではありませんので、個人の疑いを晴らすということでは語り尽くせない問題であると考えています。そういう意味で、予算委員会の場できちんとお話いただくことが大事だという意味で申し上げました。
■郵政民営化法案の対案提出
【記者】郵政民営化に関して、仙谷政調会長が週末のテレビ討論番組の中で、対案の提出はなかなか難しいのではないかという趣旨の発言をされたかと思いますが、代表としては郵政の対案について、今国会ではないのかもしれませんが、どのように見ていますか。
【代表】仙谷政調会長がおっしゃったのは、まずこの国会をにらんで、この国会で対案を出すのは難しい、という意味だと私は理解しています。
まだ政府案もまとまっていない段階ですから、つまり与党内調整が終わっていない段階で法案も出ていませんから、その段階で対案を出すということにはならないと思います。次の通常国会どうするかということについては今後の検討課題ですので、まだそのことについて決めたわけではありません。
しかし、今の段階で重要なことは、政府・小泉総理が何をしようとしているのかということが、閣議決定された基本方針だけでは明らかではありませんので、そうしたことの説明責任を果たさせていくことが最も重要なことで、相手が何をするのか分からないのにこちらが対案を出すとか、そういう話ではなかろうと、現段階では。
まず、何をしようとしているのかきちんと明らかにしたうえで、こちらの対応を考えるべきだと思っています。
■ダイエー再建問題
【記者】ダイエーの再建問題についてですが、産業再生機構が一方的に期限を区切って、民間はやめて機構に一本化しろというのは行き過ぎではないかという指摘もありますが、この一連の動きについてどのように見ておられますか。
【代表】この問題は、多分『次の内閣』の中で関係大臣の下で議論されていると思いますけれども、まだ『次の内閣』の閣議そのものには上がってきていませんので、私自身は党内でどのような議論が行われているのか承知していません。
=================================
編集・発行/民主党役員室
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1
*会見の模様は民主党ウェブサイト〈http://www.dpj.or.jp〉でもご覧になれます。
*掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。
Copyright(C)2004 The Democratic Party of Japan
=================================