二〇〇七年九月十九日 水曜日
秘書のひとり言〜防衛問題セミナー
朝はJR大野浦駅でビラ配り。午前中事務作業をして午後から挨拶回り。
そして、18時から防衛省中国四国防衛局主催の防衛問題セミナーなる
ものが開催されると案内があったので参加。
防衛問題セミナーの内容は、中国四国防衛局長の挨拶に始まり、
防衛省の担当課長から世界でテロが広がっている現実と自衛隊の活動の説明。
休憩を挟んで、海上支援部隊として派遣された隊員の方から部隊の活動に
ついての説明、続いて外務省の役人の方から、日本からアフガニスタンへの
支援状況の報告。最後に質疑応答という流れだった。
聞いていると、「テロは広がってるんだ、自衛隊はテロと闘ってるんだ、
給油活動やってる部隊の皆さんは大変なんだ、給油活動は各国から評価
されてるんだ、給油活動は継続しないといけないんだ」というような感想を
持つものだった。
このようなセミナーが開かれるのは、今回が初めてとのこと。参議院に
おける与野党逆転によりテロ特措法や新法による給油活動の延長が
厳しくなってきたことから、世論喚起のために開かれたのは明らか。
いままで全くやってこなかったのにここにきて急にやるというのは
いかがなものか。
実際派遣されて活動を行っている隊員の皆さんのご労苦には敬意と感謝を
申し上げたい。しかし、テロ特措法に基づく給油活動をめぐっては、
提供された燃料がイラク戦争に転用されたのではないかとの疑いが
指摘される中、法の趣旨に則った活動が行われているかどうか、検証する
必要はあると思われる。十分な情報提供が行われた上で、国会の場で
国民の目に見える形できちんとした議論が行われるべきではないか。
by fucci7
二〇〇六年十月二十七日 金曜日
明日の神話・モザイクパズル制作イベント

岡本太郎作の壁画「明日の神話」を、広島に誘致するための企画、
「明日の神話・実物大モザイクパズル制作イベント」に、福知と
中尾が参加しました。
会場となった広島市民球場の中で、縦5,5m×横30mの巨大壁画を
細分化したパネルを、参加者約2000人がひとりずつ置いていき、
およそ2時間で完成。完成したときは達成感と喜びで、会場中が
包まれました。
by 中尾
二〇〇六年十月二十日 金曜日
ドッグぱーく問題で広島市議会傍聴

広島市議会の厚生委員会が開会され、ひろしまドッグぱーくの問題について
議論が行われましたので、傍聴しました。
主なやりとりは以下のとおりです。なお正確には広島市議会の議事録を
ご確認下さい。
(○広島市議、●広島市)
○いつの時点でひろしまドッグぱーくのひどい状況を認識したのか。
●平成18年4月26日に現地調査したときに、施設への立ち入りは拒否されたが、犬の鳴き声やにおいはある程度ひどいと認識した。
○昨年12月に佐伯区の方が「ドッグぱーくで犬をもらったが、やせているので調査してほしい」と電話をしたとのことだが、記録はあるのか。
●記録に残っているものはなかったが、職員の記憶の中でそのような電話があったとは聞いた。
○そのような電話があったときには、通常どのように対応しているのか。
●連絡者の話を十分聞き、現地にも赴いて調査する。結果不適切であると判断されれば対応する。本件については、10月に調査したばかりでもあり、飼い主本人からの電話でもなかったので、本人から電話してもらうように伝えた。
○4月26日の時点でドッグぱーくが異常な状態であることはわかっていたのに、なぜ立ち入らなかったのか。
●何をもって異常というのか、いろいろな考えがある。4月26日の時点では全ての犬について確認できなかった。確認できた犬には特に異常なかった。
○立入拒否されたから立ち入らなかったのか、それとも自分たちの考えで立ち入らなかったのか。
●拒否されたので立ち入らなかった。
○無理にでも立ち入れなかったのか。
●立ち入る権限はあるが、捜査権はない。強行に鍵をこわすなどして入ることはできない。
○ドッグぱーくには共同経営者がいたが、その責任は。
●動物愛護法に届出に基づく。ドッグぱーくについては共同経営者の届出はない。あくまで届出上は個人経営。
○関係は深いと考えるが、まったく関係ないとの認識か。
●その通りだ。
○法令違反に対しては告発していくべきではないのか。
●動物愛護法上の虐待をしていれば告発することになる。しかし、虐待の定義をみたときに、みだりに悪意を持って虐待をすれば違反だが、そこまでの事実は認められない。埋葬された死体についても、みだりに殺したといえるのか。警察の見解では死体だけでは判断不能とのこと。
○つまり虐待ではないとの認識か。
●社会的に広く認められた虐待ではあるが、法的には虐待ではない。
○広島市として厳しい姿勢をとることが再発防止につながる。厳しい姿勢をとるよう求める。
○10月16日に突然会見をして市としての落ち度を認めたのはなぜか。
●落ち度を認めるといっていない。10月16日に改善措置が確認できたので会見した。
○23回も指導したのになぜ勧告しなかったのか。何回指導したら勧告するのか。
●通常は3回くらいだが、本件については総合的判断で指導とした。
○今後はどうするのか。
●明確なルールはないが、原因究明と対応状況を検証して改善事項を取りまとめ、今後の指針とする。
○現在、広島市内で法改正前の届出により動物取扱業を営んでいるものは、平成19年5月末までに登録手続きを行う必要があり、その際には基準に適合しているかどうかを厳正に検査する、とのことだが、検査結果をHPなどで公開すべきではないか。
●考えていきたい。
以上
by fucci7
二〇〇六年十月十九日 木曜日
ドッグぱーくへボランティアに
休みを利用してドッグパークへボランティアに行ってきました。
我が家では17歳の老犬を飼っていることもあり、犬好きとしては
いつかボランティアに行きたいと思っていたところでした。
Tシャツにジャージのパンツ、長靴をはき、さらにレインコートを
上から羽織り、タオルを首にまいて参加しました。アークエンジェ
ルズさんのほうで用意されていたマスクとゴム手袋をつけて完了。
午前中はわんちゃんたちの散歩。たまたまあたったわんちゃんたちは
みんなとても元気で走り回っていました。ただ、下痢気味だったりと
体調はまだまだのようでした。それから譲渡会にむけて柵づくりなど
のお手伝い。とてもいい天気で、着ていたレインコートは汗でびしょ
びしょ。
12:30〜13:30が昼休憩。どなたかからの差し入れだったのでしょうか。
炊き出しの味噌汁が用意されていました。
午後からは2人1組で犬舎の中を掃除。1人が犬舎から出したわんちゃん
を抱き、もう1人が中の新聞紙やタオルを取り替えていきます。さらに
施設の床掃除、午後3時半ごろからわんちゃんたちのご飯の用意をし、
食べさせたところでボランティア終了。
平日にもかかわらず、女性を中心に100人くらいボランティアの方々が
来られていました。みなさんの献身的な活動には本当に頭が下がりました。
私もまた時間を作ってボランティアに参加したいと思っています。
この問題がなぜおこってしまったのか、原因究明と再発防止のために、
松本大輔事務所あげて取り組んで参りたいと思います。
by fucci7
二〇〇六年八月二十日 日曜日
比治山大学で講義


松本大輔の講義に引き続き、福知が講義を行いました。
いただいたテーマは、「代議士の秘書になる方法」。
代議士秘書の仕事内容と秘書になった経緯について話をさせていただきました。
学生の皆さん、ご清聴有難うございました。
by fucci7
二〇〇六年三月一日 水曜日
メール問題
メール問題について、広島事務所では面談・メール・お電話などで色々なご意見を頂きました。
ご意見下さいました皆様、有難うございました。
内容は、叱咤激励から「もう民主党は支持せん」という方まで様々でした。
ちなみに割合としては激励6非難4といったところでしょうか。
松本大輔事務所では、皆様から頂いたご意見はすべて代議士に届くようにしております。
(頂いたメールについては返信できていないものについても、代議士には届いています)
もちろん今回のメール問題で頂いた激励や非難のお声もです。
代議士が役員室に所属している関係もあって、前原代表にも届いているはずです。
地元の皆様の生のお声を、代議士を通じて国政の場へ届け、少しでも反映することによって
日本をよくしていければという想いを、地元秘書は持っています。
引き続き、皆様のお声をしっかりお聞きして代議士に届けていく中で、より良い日本にして
いけるよう、頑張ってまいりたいと思います。
by fucci7
二〇〇六年一月十五日 日曜日
とんど
支持者の方より、「秘書日記がぜんぜん更新されとらんじゃないか」
とのご指摘を受け、超久しぶりの更新です。

福知と中尾でとんど設営の手伝いをしました。
事務所近くの天満小学校へ朝7時半に集合。
地元の消防団の方々と約1時間半かけて設営。
とんど祭りは広島だけの固有なお祭りではなく,
昔から全国各地で行われているようですが、
私設秘書の大学生(福岡出身)にきくと「知りません」。
地域差によるものなのか、ジェネレーションギャップなのか・・・
by fucci7
二〇〇四年七月二十九日 木曜日
新潟災害ボランティア3日目
先日の参院選で当選した白眞勲参議院議員も合流し、三条市のボランティアセンターへ。
詳細はこちら...
...詳細を隠す 今日の作業は住宅地にある側溝の泥だしです。豪雨で流れてきた泥が側溝に溜まって機能しなくなっていました。スコップで泥(というかヘドロ)をすくって土のう袋に詰めるという、単調ではあるものの以外と体力を消耗する作業です。

飛び散る泥や悪臭と戦いながら、黙々と作業に励みます。
作業に見通しが立ってきたところでお昼になりました。ボランティア派遣を依頼された方のお宅の軒先をお借りして、昼食。このとき差し入れていただいたキュウリや茄子の漬け物がとても美味しいのが印象的でした。

ボランティアに参加している秘書はいろいろな事務所から来ています。議員の地元もいろいろで、広島、名古屋、千葉、埼玉、東京、福島、北海道などなど。全国各地から集まって一つの仕事をする。縁とは不思議なものです。
泥だらけになって今日の作業は終了。
by 井山
二〇〇四年七月二十八日 水曜日
新潟災害ボランティア2日目
昨日は三条市でしたが、今日は中之島町のボランティアセンターに行くことになりました。
詳細はこちら...
...詳細を隠す7:30am 出発
長岡市内の宿泊先から中之島町までは車で30分程度。三条市までの道のりのほぼ中間地点です。
8:10am ボランティアセンターに到着
中之島町ボランティアセンターに到着。受付や作業の割り当てなどの仕組みは三条市と同じです。
昨日は私が一緒に行動した秘書は2人でしたが、今日はまとまることになりました。
Manifestoのロゴの入ったTシャツを着た民主党秘書軍団は、ほかのボランティアの方々とともに20人のチームで建築業を営むお宅に派遣されることになりました。

中之島町ボランティアセンターに集結した秘書軍団。
9:30am 作業開始
現場でいくつかのグループに分かれて作業にあたりました。私のグループの担当は泥まみれになった建築資材の水洗いです。ジャッキの部品や足場の留め具などをひたすら水洗いします。ゴム手袋は蒸れるので、手がふやけてしまいます。

別のグループでは土砂の運び出しなどの作業を行いました。
基本的には依頼者の方の指示に従いますので、これ以外にも水を被ってページのくっついた帳簿をはがす作業など実にさまざまな作業を行いました。昨日も中之島に入った秘書の方にお伺いすると、この近くで堤防が決壊し、その下にあったお寺は跡形もなく流されてしまったそうです。中之島は三条市よりも狭いところに大きな被害が集中しているということを後でボランティアセンターの方に伺いました。
3:40pm 作業終了
昼食を挟んで午後も作業が続き、今日の作業は終了。ボランティアセンターに徒歩で引き揚げます。この日も暑く、屋外で作業しているとまさに酷暑というのが相応しい暑さでした。
※ボランティアの活動については民主党ホームページでもご覧いただけます。
by 井山
二〇〇四年七月二十七日 火曜日
新潟災害ボランティア1日目
秘書日記、更新が滞っており失礼いたしました。
実は7月26日の夜から7月30日まで民主党秘書会有志による災害復興ボランティアに行っておりました。行き先は7月13日に豪雨に見舞われた新潟県です。
日記再開の手始めとして、災害復興ボランティアでの体験を綴らせていただきます。
詳細はこちら...
...詳細を隠す26日夜に車で東京を出発し、深夜になって宿泊先の新潟県長岡市に入りました。
実質的な活動を始めたのは27日からです。ボランティア初日は被害が広範囲に及んだ三条市のボランティアセンターに行くことになりました。
7:30am 出発
宿泊先を出発し、車で三条市へ。
8:25am ボランティアセンター到着
三条市災害ボランティアセンターに到着。
平日にもかかわらず続々とボランティアの方々が集まってきています。
【受付】
まず受付票に氏名、住所、連絡先などを記入します。この受付票は保険の申込みも兼ねているそうです。
【作業割当て】
受付を済ませたら、ボランティア作業の「求人」の呼びかけに対して手を挙げて応募します。
例えば「男性10人お願いします」という呼びかけに対して手を挙げた男性が10人になったところで、その作業を担当するチームが成立します。私のチームは民主党の秘書が私を含めて2人、それ以外に小千谷の農家の方や隣町の高校生、埼玉の会社員など、年齢も仕事も住んでいるところもさまざまな人でした。
【出発】
チームリーダーを決め、作業内容と行き先の説明を受けた後、ボランティアを必要としている方のお宅へ出発します。
9:20am 作業開始
この日派遣された初老のご夫婦のお宅での作業内容は、庭に溜まった泥の運び出しでした。このあたりは床上浸水で、家の中でも人の腰の高さまで水が来たそうです。
家の中の掃除はなんとか終わっているものの、庭一面に深さ30cm程度積もった泥は夫婦2人では手のつけようがないとのことで、ボランティアをお願いしたとのことでした。
スコップで粘りけのある泥を掻き出して土のう袋に詰め、一輪車に載せて家の表まで運びます。作業内容は単純ですが、庭一面に溜まった泥は予想以上に大量にあります。素人の集まりですので要領も良くないので、お昼までに11人がかりでようやく4トントラック一杯分程度の泥を運び出しました。
見ず知らずの人が力を合わせて一つの作業をするのもボランティアならではです。
しかし、暑い!!
12:30pm 昼休み
ボランティアのために解放されている近くの小学校の体育館で一休み。各自自分で持ってきた昼食を食べ、午後の作業に向けて休息します。
1:40pm 2軒目での作業開始
1軒目が午前中の作業で終わったため、リーダーがボランティアセンターと連絡を取り、そのまま2軒目に向かいます。こちらのお宅の依頼内容も庭の泥だしですが、堤防の決壊箇所から近いため、被害が大きいように見受けられました。
こちらも家の中の片づけはやっと一段落したものの、お昼は奥さんと娘さんしかいないため、庭が手つかずの状態でした。
チーム全員でせっせと土のう袋に泥を詰めて運び出します。
4:00pm 本日の作業終了
朝のボランティアセンターでの説明において、作業は途中であっても午後4時に必ず終えるようにとの指示がありました。それを聞いたときは4時なんて早いと思っていましたが、実際に炎天下での作業を1日やってみると4時が限界というのが正直なところです。
片づけの後、ボランティアセンターに引き揚げます。リーダーが作業内容を報告して、解散。
メンバーと「またどこかで」と握手を交わして宿泊先への帰途に着きました。
帰りの車の中でほかのボランティア先に行った女性秘書の話を聞くと、被害を受けたお宅(かなり大きなお宅だったそうです)で泥だらけになった大量の食器を1日中洗っていたそうです。そこで一緒になった高校生の女の子はバイト代の貯金をはたいて新潟に来たという話を聞き、「すげぇ」と一同驚愕。
素人でもできることがある、というより、素人だからできることがある。
そんなことを感じたボランティア初日でした。
by 井山
二〇〇四年七月二十三日 金曜日
法律ができるまで〜国会でのプロセス
今日は国会における法案成立までのプロセスを一通りご紹介します。
スポーツの試合に例えるならルールの説明ですので、少々つまらないですがお付き合いいただければ幸いです。明日以降はプレーヤーである与党、中央省庁、野党のそれぞれの立場からみた試合(法律ができるまで)をご紹介する予定ですので、ルールがわかっていると試合の様子がよくわかるはずです。
詳細はこちら...
...詳細を隠す法律案が国会に提出されてから後の、法律ができるまでの流れを示したのが次の図です。
(参議院ホームページより)
■法案が提出されると委員会に付託されます
法律案は通常、まず衆議院議長に提出され、法案の内容に応じて委員会に付託されます。わかりやすく言えば「割り振り」です。
■付託された法案は分野別の委員会で審議され、最後に多数決を取ります
法律案が委員会に付託されると、委員会で法律案の内容についての審議が行われます(法案審査)。どの法案から審議するか、審議にどの程度の時間をかけるか、いつ採決するかなど、各委員会の運営についてはその委員会の「理事会」で決定されます。
理事会のメンバーは委員の代表である理事と委員長です。政党から見た場合、委員長を押さえることができるか、また理事会に対して自分の党の理事を送り込めるかどうか、がその委員会での主導権を握る上で重要になります。例えば松本が先の国会で所属していた文部科学委員会の名簿を見ると分かりますが、委員長は公明、理事8人のうち自民4、公明1、民主3となっています。共産と社民は理事がいません。これは議席に占める政党別割合、すなわち選挙の結果が理事の数に反映されているためです。
委員会での審議は法案提出者に対して委員(国会議員)が質問する形で行われます(質疑)。内閣提出法案の場合は委員の質問に対して、大臣や官僚が答弁します。質問できるのは委員だけで、大臣や官僚は委員に対して質問はできないことになっています。
ちなみに質問時間も議席に占める政党別割合が反映されています。例えば、松本が質問に立った5月13日の文部科学委員会は総質問時間が180分でしたが、自民党は質問せず、公明党が30分、民主党が110分、共産党と社民党が各20分となっています。みなさんの選挙の結果がこんなところにも反映されているわけです。しかし、議席数が一番多い自民党がなぜ質問しないのでしょうか。(この答えも今後の日記をお読みいただければわかると思います)
理事会で決めた質問時間が終わると(質疑終局)、討論に続いて多数決による採決が行われ(委員会採決)、その法律案に対する委員会としての賛否を決定をします。これで委員会による法案審査は終わりです。
■最後にもう一度全員参加の本会議で多数決を取ります
法案審査結果は委員長によって本会議で報告されます。その後、改めて衆議院議員全員に対してその法律案に対する賛否を問う採決が行われ(本会議採決)、賛成多数で可決すると参議院に送られます(衆議院通過)。
参議院でも同じように委員会への付託、法案審査、委員会採決の後、参議院本会議で採決が行われ、可決すると法律案は成立し、天皇に奏上の後、官報により国民に対して公布されます。
以上が「法律ができるまで」の国会におけるプロセス、いわば試合ルールの説明です。
(衆議院で可決したものの、参議院で否決された場合の手続きには、衆議院での再議決や両院協議会がありますが、ここでは省略しました。)
明日はこの試合を野党から見た場合について、私たち民主党の場合を例にご紹介します。
by 井山
二〇〇四年七月二十二日 木曜日
法律ができるまで〜議員提出法案と内閣提出法案
今日から数回にわたって立法機関である国会の本務、「法律ができるまで」についてご紹介します。
まず、用語の説明です。
詳細はこちら...
...詳細を隠す国会は立法機関ですので、法律を作ることができるのは国会議員だけと思われがちですが、内閣も法律案を作って国会に提出することができます。これを「内閣提出法案」と言い、実際の中身は中央省庁が作成します。これに対し、国会議員が作った法律案を「議員提出法案」と言います。
先の第159通常国会で提出された法律案を見てみますと、議員提出が83、内閣提出が127ですが、そのうち成立したのは議員提出が15に対し、内閣提出はなんと120です。
国会用語でこの法律案の成立率を「打率」ということがあります。野球の打率に例えての話ですが、議員提出が1割8分に対し、内閣提出は9割4分。内閣提出法案の成立率が圧倒的に高いことがわかります。法律を作るのが国会議員の仕事のはずなのに、中央省庁の官僚が作った法律の方がたくさん成立しているのはなぜでしょうか。
その答えは明日以降の日記を読んでいただくとわかります。
(明日に続く)
参考リンク
■衆議院で審議された議案 (衆議院ホームページより)
■議案の審議 (衆議院ホームページより)
■今国会(第159回)での内閣提出法律案 (内閣法制局のホームページより)
by 井山
二〇〇四年七月二十一日 水曜日
本会議と委員会
国会や国会議員を身近に感じていただくため、として始まった秘書日記。
今日から国会での松本の仕事をご紹介していきます。
今日のテーマは「本会議と委員会」です。
詳細はこちら...
...詳細を隠す国会が開会中、国会では法律を作るための会議が毎日開かれています。
この会議には大きく分けて全員参加の「本会議」と、分野別の「委員会」があります。

左:本会議が開かれる「本会議場」、右:委員会が開かれる「委員室」(衆議院ホームページより)
本会議は全員参加の会議で、原則毎週火・木・金の13時から開かれます。本会議では法律案の趣旨説明や質疑のほか、多数決による採決が行われます。
しかし衆議院で480人いる国会議員全員で一つ一つの法律について議論するのは無理なことから、分野毎に十分な議論をするための会議として「委員会」が設けられています。委員会の委員数は20〜50人です。いわば分業制です。
委員会は常設の「常任委員会」と、臨時プロジェクトの「特別委員会」に分類されます。衆議院には次の17の常任委員会が設置されています。(国会法第41条)
衆議院の常任委員会(カッコ内は委員数)
内閣委員会(30)、総務委員会(40)、法務委員会(35)、外務委員会(30)、財務金融委員会(40)、文部科学委員会(40)、厚生労働委員会(45)、農林水産委員会(40)、経済産業委員会(40)、国土交通委員会(45)、環境委員会(30)、安全保障委員会(30)、国家基本政策委員会(30)、予算委員会(50)、決算行政監視委員会(40)、議院運営委員会(25)、懲罰委員会(20)
これを見て何かお気づきになりましたでしょうか。そうです、一部を除いて中央省庁の名前とよく似ています。実際に名前だけでなく担当業務もよく似ています。
松本は第159通常国会では「文部科学委員会」に所属していました。文部科学委員会は教育や科学技術を担当しており、中央省庁でいえば文部科学省の業務に対応しています。
松本の所属する文部科学委員会で実際に審議された法律を一部ご紹介しますと、「義務教育費国庫負担法改正案」、「学校教育法改正案」、「放射線障害防止法改正案」などが挙げられます。
本会議ではできない専門的で十分な審議を部門別かつ少人数の委員会で行うというわけです。

文部科学委員会で質問に立つ松本
会社でいえば、さしずめ本会議が社員総会、委員会が営業会議などの部門会議といったところでしょうか。
明日は「法律ができるまで」についてご紹介する予定です。
参考リンク
■本会議・委員会等 (衆議院ホームページより)
■松本大輔が質問に立った国会会議録
毎日国会でどのような委員会が開かれているか知りたいという方に
■衆議院公報情報配信サービス
by 井山
二〇〇四年七月二十日 火曜日
『秘書日記』開設
はじめまして。
イヤマッチこと、秘書の井山と申します。東京の国会事務所に勤務しております。
いつも松本がお世話になっております。
この度、秘書日記として『D Staff Diary』を開設させていただくことになりました。
ここでは秘書の視点から松本の日々の活動についてご紹介していきたいと思います。
詳細はこちら...
...詳細を隠すまずは、松本の東京での仕事場である国会についてご紹介します。
日本国憲法第41条には次のようなに書かれています。
「国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。」
そういえば社会科や法学の授業でそんなことを聞いたことがある、という方もいらっしゃると思います。
国の権力を司法権、立法権、行政権の三権に分けた「三権分立」のうち、立法権を担っているのが国会です。ちなみに「三権分立」は17世紀半ばにモンテスキューが初めて唱えたとされています。

(首相官邸のホームページより)
では、あなたにとって国会は身近な存在でしょうか。
国会なんて自分とは関係ない、という方もいらっしゃるかもしれません。
選挙のときしか関わりがない、という方もいらっしゃるでしょう。
本来、国会は生活すべてと密接に関係しています。
年金保険料も、消費税の税率も、医療費の負担割合も、国会で決まっているからです。
しかし国会が国民にとって身近であるとは言えないのが現実です。
そこで少しでも身近に国会を感じていただくために、松本の国会での仕事をご紹介するとともに、なぜ身近に感じられないのか、ということを通じて国会のあるべき姿についても考えていきたいと思います。
(次回につづく)
by 井山