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もんじゅの知恵

福井県敦賀市へ。カープの東出選手の母校のある街。

が、今日の目的は、運転再開に向けて動き出すことになった「もんじゅ」および近隣の「ふげん」の視察。
ふげんには、原発の解体撤去手法の確立を図る上での世界的先進事例になることが期待されている。今後廃炉の時期を迎える原発が、国内海外にも数多く現れてくることが予想される中、ふげんにかかる期待は小さくない。
そしてもちろんもんじゅは、現状では、いわゆる第4世代の原子炉のありかたを考える上での、有力な選択肢の一つである。

その「もんじゅ」。95年12月、ナトリウム漏れ事故で運転を停止した。

事故現場、事故の原因となった温度計、ナトリウムの燃焼実験などを視察。
分かった点は以下の点。

温度計は設計の変更により、折れるそしてそこからナトリウムが漏れるような事態は回避できる。
事故現場のナトリウム漏れの範囲は限定的。
ナトリウムは、水や空気と激しく反応するものの、その燃え方は「マグマ」のそれに似ており、速やかに対応すれば炎が大きく立ち上るような大火災は防げる。
もちろん今回の改造工事で、プラントの内壁に加工を施し、不燃性の向上を図る。

つまり結論から言えば、9年間も運転停止を余儀なくさせた最大の原因は、事故そのものや、もんじゅの構造そのものにあったわけではない。
その最大の原因は事故現場のビデオを隠してしまったといった隠蔽体質。もんじゅの運営体制、もんじゅを運営する組織の体質であったということだ。

資源の有限性に鑑み、持続可能な社会を構築するためにも、まずは原子力に対する信頼を取り戻すために、最大限の努力を行なっていかなければなるまい。