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市民球場問題

広島市事業説明会に出席

私からは2点。

1.メキシコで見つかった岡本太郎氏の絵(原爆の惨状を描いた「明日の神話」)について誘致活動の有無および状況。
2.球場問題。

1については修復作業が終わった段階で、誘致するかどうかなど検討するという趣旨の回答

2については、具体的には市議会で参考人質疑を行ってほしいと要望した。

最終的な決定権が市長にあり、その決定の妥当性をチェックするのは市議会であることは間違いない。(そうでなければ、ごくまれに住民投票というケースもあるが)

しかし国会でも国民の大きな関心を呼んでいるような重要な案件は、関係者を国会に参考人として招致し、参考人質疑等を行うというのが常道である。

従って本件に付いても、カープ球団、現在地でも立替可能だとの案を提示した地元建築家グループなどを招き、市議会の場で質疑を行うべきだと考える。

市長からの回答は「これまでも建設促進会議という公開の場に関係者を招き、議論を行ってきた」というものだった。

だからこれ以上公の議論の必要性は乏しいという趣旨に聞こえたので、

「公開されてきたとおっしゃる建設促進会議の結論だったはずの「現在地での立替」が急遽撤回され、ヤード跡地に変更となったのだからこそ、つまり前提条件が大きく変わったのだからこそ、改めて関係者を招き、開かれた公の場で計画や決定の妥当性を検証するべきではないか。今日は議長、副議長もせっかくお見えなのでぜひご検討いただきたい」

と再反論を行った。
藤田市議会議長から「今月下旬の委員会で、議論を予定している。参考人の件なども検討する」という趣旨の回答を頂き、松本からは「ぜひお願いします」と述べた。

市長からは建設促進会議は「現在地での立替が資金面や工期などの問題で実現困難な場合は、ヤード跡地への新設を検討するとしていたのだから、前提が大きく変わったわけではない」
との発言もあった。

だから改めて開かれた公の場で関係者を招いた議論をする必要は乏しいというご趣旨だろうか?
しかし松本の認識は全く異なる。
「現在地での立替が・・・・実現困難」な場合に該当するとした市および市長の判断が本当に妥当なものなのか、チェック機関である市議会こそが検証しなければならない。ヤード跡地の土地取得費に関し、入場料を原資とする償還計画を立てているがその妥当性に付いても市議会がこれから検証しなければならないはず」との再反論を行った。

市議会議員を我々市民の代表者として議会に送り出している以上、行政の決定の妥当性は一義的には市議会が行わなければならない。市民はその市議会での議論を傍聴したり、中継を見たり、報道で確認したりすることで、行政の判断の妥当性、議会の判断の妥当性を考察し、次の選挙の際の投票基準とするわけだ。

市は収容人員、諸室面積、事業費、完成時期の4つの観点からヤード跡地だとしているが、その妥当性についても、当然市議会で検証されなければならない。

1.収容人員・・現在地派の建築家グループ案(以下現在地案)では29,750席。ヤード跡地は32,000席だが、建設促進会議の結論である3万人以上をおおむねクリアしていることには大差なし。必ずしもヤード跡地の決め手となるものではない

2.諸室面積・・・現在地案は16,000?、ヤードは25,000?。今の市民球場は確か12,000?程度。ロッカールームや風呂、ミーティングルーム、ブルペンなどはともかく、アミューズメント施設を入れるための容量までは必要ない。カープ球団が現在地案の16,000?でも野球関連の必要不可欠なスペースは確保できると判断すれば、別段問題なし。万が一、どうしても20,000?程度必要という場合は、隣接する商工会議所のスペースを間借りする、あるいは移転してもらってそこに諸室用施設を建設するという手もある。その場合、球場問題に深く関わってきた商工会議所にお願いしてみるという手は残されているはず。

3.事業費・・・現在地は176-181億。ヤードは93億。ただしヤードには周辺道路の整備費や、土地取得代金は含まれていない。土地取得は、入場料収入を原資に、数十年かけて償還していくので、最終的には市の負担はゼロだというが、今より立地条件が劣化することに伴い、ますます観客が減ることになれば、償還計画は頓挫する。アストラムラインの例をあげるまでもなく、市の利用者見込み、償還計画は甘すぎるおそれが十二分に存在する。

4.完成時期・・現在地は2010年のシーズン開幕から利用開始、ヤードは2009年から利用開始可能。要するにたった1年しか違わない。2009年のシーズンに間に合わせることが、建設促進会議の結論であり、重い決定だと市の担当者の方はおっしゃっていたが、「現在地での立替」という結論はそれ以上に重い決定のはず。1年の遅れが本当に致命的なものなのか、検証が必要。
また、やる気さえあればもっとスピーディーにできるんじゃないかという検証も行うべき。楽天の本拠地宮城のフルキャストスタジアムは外野の改修をわずか3ヶ月で終えた。現在地でも2009年シーズンに間にあう可能性はあるはずだ。

マスコミの皆さん、まもなく行われる市議会での審議中継をインターネットかあるいはテレビかラジオでぜひとも中継してください。
上にあげたような論点が明確にされない限り、市民の一人として今回の唐突な方針変更は到底容認できません!

今の位置にあるからこそ、会社帰りに歩いてすぐに球場に到着でき、かつ帰りは流川で一杯引っ掛けて帰ることが出来るわけです。

広島駅から600メートルも歩かなければならない新球場に、紙屋町などの職場からわざわざ見に行きますか?
今より観客動員が減ることはほぼ確実のはずです。
へたをすればますます球団存続が危ぶまれるというリスクを抱えることになります。
JRを利用する地域の方の球場アクセスを考えるべきだとの声もありますが、それはJRとアストラムラインを結節することで、現在地のまま解決可能な問題です。

少なくとも十分検証した。他にやり方はなかった。そう思えるぐらいまで、開かれた公の場で議論が尽くされるべきです。
マスコミの皆さん、市議会議員の皆さん、ご協力よろしくお願いします!!!!