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大竹、そして細見谷

大竹へ。入山よしろう氏の後援会集会にて挨拶。
足元の悪い中、しかも土曜の朝からの集会であるにもかかわらず大勢の世話人の方が集結されていたことに大いに驚く。集会のたびに人集めに苦労する松本はうらやましい限り。
しかし要するに彼我の人徳の差ということである。精進、精進。

廿日市へ。細見谷学習会。
住民投票を実現する会の方の集会。
住民投票条例制定を求める署名運動を開始したいということで、会の方が学習会を開かれた。
松本も3年前の10月から、この細見谷の林道事業については反対の立場から意見を主張し続けてきたものとして、20分ほど講演。
今日は地元のテレビ局、新聞社など、マスコミの注目も高い会となった。
参加者50名との見積もりが実際には100名を超えるなど、市民の関心の高さもうかがえる。
なお、本日廿日市市議の方の講演で、興味深いお話があった。
それは「林道が完成しても、廿日市はしばらくその林道の管理を引き受けない」というものである。
3月の議会で市の助役が答弁したらしい。
地元も引き受けに難色を示すような林道を、県の事業で作らせる必要は無い。
やはり住民投票で、しっかりと廿日市市民が意思表示できる機会が確保される必要がある。

なお、講演で触れた私の林道事業反対の理由は以下の通り。

1.税金の無駄遣い。林業振興に名を借りた不要不急の農林土木
すでに使ったお金は77億。これから未着工区間に投下される予算は13.2キロメートルで29億円。
もちろんすべて税金で作る。3分の2は国税。残り3分の1は県民の負担。
当然費用対効果の検証が行われるべきであるが、林道という名目にもかかわらず、木材生産上の効果は、今年3月の予算委員会分科会でも不明という趣旨の答弁しか返ってきていない。
費用対効果の検証も出来ないような公共事業を29億円もかけて行うことなど、しかもこれまですでに77億も使われてきているのに、まったくふざけているとしか思えない。

2.それと引き換えに失われようとしている環境への負荷は取り返しのつかないものになりうる。
細見谷周辺は西日本でも有数の手付かずの原生林が残る地域。
くまたか、つきのわぐま、やまね、さんしょううお、もりあおがえるなどなど、貴重な動植物も数多く生息するサンクチュアリである。
にもかかわらず本来この環境への影響をはかるべき、環境保全調査検討委員会は、その委員自身が繰り返し指摘してきたように、不十分な調査を元に拙速な着工承認を行ってしまった。
環境アセスの趣旨に立ち返り、再度十分な調査を行うべきであり、その暁には、かけがえの無い自然を失うわけにはいかないという結論が出るのは火を見るよりも明らかである。

3.防災の観点から。
広島県は土石流危険渓流、急傾斜崩壊危険箇所ともに全国1多い、災害には極めて脆弱なところである。99年6月29日の集中豪雨による災害を思い起こしていただきたい。
私の地元広島2区でも佐伯区などを中心に大きな被害が発生した。
今回林道事業によって森が破壊されれば、当然保水力が低下し、大雨のときの災害発生の可能性はさらに増すことが予想される。
県民の生命と財産を守るためにも、これ以上の森林破壊は許されるべきではない。

4.水産業振興、広島の名産を守るためにも
細見谷は太田川の源流である。太田川は瀬戸内海に流れ込む。その瀬戸内海では広島の名産カキも養殖されている。広島のライバルである宮城県が森林を再生することでカキの味を高めようという努力をしているときに、広島はそれと全く逆行する形で森林を破壊しようとしている。
カキを中心とした広島の水産業に打撃を与えることは明白である。
林道は農林水産省の予算で行われる。同じ農林水産省管轄の水産業に対して深刻な打撃を与えかねない林道事業は、全く整合性の取れないあい矛盾する政策であるといわざるを得ない。
また県が3分の1の予算を負担しているが、名産のカキの味が衰えれば、「ええじゃん広島」を展開し、観光キャンペーンをはっても、なんの意味も無い。同じように整合性が取れない施策であるといわざるを得ない。

以上