だから、ダイスケ - 松本大輔のホームページ

元衆議院議員 松本大輔のホームページ

細見谷期中評価委員会・意見聴取会

細見谷の林道事業について、ほぼ5年おきに行っている、「期中評価委員会」なるものが開かれている。

一定の時間が経過したところで、改めて事業の再評価をしてみようという試みである。

このほどその期中評価委員会の第2回目として、関係各位から意見を聴取する会が開かれ、希望者に対してその傍聴が許可されたため、私も当会を傍聴することとした。

その感想を申し上げれば・・

1.人工林については伐採、間伐の必要性までも否定する気はない。しかし今回の林道が完成しなければ間伐が出来ないというわけではない。現に林業が盛んだった当時も、今も、立派な舗装の道路がついていたわけではない。ただし、当時と異なるのは、国産材の低下によって、間伐に従事する人の採算が取れなくなっていること、つまりそれを「なりわい」とすることが出来なくなっていること。
したがって、間伐に必要なのは、「それに従事する人への所得保障」と、「現林道の原状回復林業が盛んだった当時の状態を復元すべく手入れをする)」であり、今回進められようとしている幹線林道工事ではない。もちろん29億ものお金をかける必要性は全くない。

2.生活道路、観光振興のための道路という目的も強調されているが、この観点からも整備の必要性はまるで無い。そもそもこの二軒小屋ー吉和西工事区間に民家は無く、生活道路としてのニーズは無い。
付近の恐羅漢スキー場へ行くのに、現状では、離合すら困難な道しかないと言われるが、ご指摘の内黒峠ルートではなく、77億もかけて近年完成した幹線林道:二軒小屋ー城根区間と国道191号を利用すれば、中国自動車道の戸河内インターから車で45分。両側2車線の実に快適なルートがすでに存在している。したがって広島方面からのスキー客のアクセスはすでに確保されている。

すでに快適なルートが存在しているのに、あえて内黒峠ルートを通る人がいるのは、交通案内が、そこを通るように示しているからである。

戸河内インターを出てから恐羅漢スキー場までのルート案内を191号から、城根ー二軒小屋の林道経由の道に誘導するような道路標識さえあれば、二軒小屋から吉和西という高速道路との関係ではあさっての方向にある新たな道路など全く必要ない。
つまり必要なのは、道路ではなく、「道路標識」である。


3.なぜ今回の意見聴取および期中評価委員との質疑の議事録の作成と公開が行われないのか。
今回の意見聴取会に出席していた、利害関係人からは、あたかも「今回の林道が完成しなければ間伐はできない」「今回の林道が完成しなければ、スキー客で既存道路が一方通行となり、周辺住民が移動すらできないという多大な迷惑をこうむり続ける」かのような趣旨の発言があった。
しかし、上の1および2で述べたとおり、必ずしも事実を正確に伝えているとは言いがたい。
こういったことについては、議事録を作成し、公開することで後日の訂正や、検証を可能とすべきであることは、納税者が求める最低限のマナーではないか。

細見谷林道問題については、徹底的な検証を続けていかなければならない!!