だから、ダイスケ - 松本大輔のホームページ

元衆議院議員 松本大輔のホームページ

廿日市臨時市議会

廿日市の臨時市議会を傍聴

細見谷林道工事の是非を問う住民投票を可能とするための条例制定をめぐり市議会で質疑が行われたので、松本も秘書さらに今月から当事務所に研修に来ているドットジェイピーの学生インターンとともに議会を傍聴したもの。

最終的には、条例制定に賛成した議員が7名
24名(議長は除かれている)が反対

という結果に終わり、残念ながら住民投票を実現することは出来なかった。

これまで署名活動にご協力くださった方々に心からの感謝とそしてお詫びを申し上げさせていただきたい。
その上で、引き続きあきらめずこの細見谷問題に取り組んでいくことを改めてお誓い申し上げたい。

今日の議会では、意見陳述人として本件条例制定請求の代表者であるカナイヅカさんが本会議場で意見を開陳された。

住民投票条例制定が必要である背景には、自然保護・費用対効果・地元の意思なのかどうかという3つの論点があるというのがカナイヅカさんの主張の要旨だったわけだが、2つめの費用対効果の観点については、本日別途開催されている林野庁の期中評価委員会で初めて明らかになると廿日市市の助役自ら答弁したにもかかわらず、その費用対効果の数字を市議会として検証する前に、本日議論を打ち切って採決を行ったことは、適正手続きの観点から大いに問題があるといわざるをえない。

本日素晴らしい討論を行っていた広畑清司議員(後日その議事録か何かを本ホームページにも掲載したい)が、指摘されていた通り、「(わさび組合の構成員がわずかに2人であることとか、林道整備にかかる廿日市市の負担が約6000万円であることとか)こういうことは今日始めて聞く」案件なのに、なぜ今日一日の本会議で、つまり委員会審議すら行われること無く、一気に採決されてしまうのか、全く理解できない。

行政の判断が妥当であり、議会の検証機能が十分に発揮されていれば、本来は間接民主主義の補完的な役割を担うはずの住民投票を求める声がこんなにも相次ぐはずが無い。

住民投票を求めた廿日市市民は、議会の検証機能が存分に発揮され、議論が尽くされることを望んでいるのだ。

費用対効果のデータすら参照されることもなく、検証されることも無く、委員会すら開かれることも無く、さらに今回の採決で住民はその意思表示の機会すら奪われた。

自然という県民の貴重な財産は守られるのか。

税金という県民の貴重な財産の使い道として妥当なのか。

廿日市市民に託されるはずだった県民の声も無視された。

議会で意見が真っ二つに割れて判断がつきかねるような案件ではないのだから、住民投票など必要ないという意見が何度か繰り返されていたが、とんでもない見当違いである。

(林道建設賛成という)議会の圧倒的多数をしめている意見が、住民の意思を適切に反映していないと考えられる場合もやはり、その救済手段としての住民投票を求める声が強まるのは当然のことだ。

本日開催された期中評価委員会では、渓畔林部分についての調査が不十分であり、来年度以降の評価委員会で再度検討すべきとの結論が出たと聞く。

拙速な結論は厳に慎むべきであり、費用対効果の検証も含め、住民の声に耳を傾けた真摯な議論を行っていかなければ、議会の存在意義が問われることにもなりかねない。