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厚労相発言

本日の予算委員会は野党欠席の中で行なわれた。

我々民主党としては大変残念でならない。

昨日野党3党の代表が官邸を訪れ、予算審議に入る前に柳澤厚労相の辞任を求める申し入れを行った。

任命権者の総理は本件についてリーダーシップを発揮することなく、本日の予算委員会開会に至った。

すでにご承知の通り、柳沢厚生労働大臣松江市での講演で「産む機械、装置の数は決まっている。あとはひとり頭でがんばってもらうしかない」と述べたと報じられている。

閣僚として、政治家として、人として許されない暴言であり、到底容認できるものではない。

発言については訂正し、衆議院本会議でも謝罪したではないかとの擁護論が与党から出ているが、これは謝れば済むという限度を超えている。

一つには女性の人権を否定する発言だということ。
そしてもう一つは、これが少子化対策を担当する厚労相の発言だということである。

女性蔑視の発言は論外であるとして、「あとはひとり頭でがんばってもらうしかない」という後段部分についても、少子化対策が社会全体での総合的な取り組みが必要との認識を欠いた、つまり厚労相としての資質を欠くことを露呈した発言であるといわざるを得ない。

子どもを産みたい、もう一人産みたい、しかし子育てや教育にお金がかかりすぎるからと断念せざるをえない、あるいは子どもが生まれても働き続けたいが、仕事が終わるころまで預かってくれる保育園が無い、自分で育児をしたいが長期の育児休暇が取れない、人員削減の中、同僚に気兼ねして休暇が取りづらい、残業続きで早く帰宅することが出来ない等々、少子化には複合的な要員が絡み合っており、奥さん一人ががんばればどうにかなるという問題ではない。

高すぎる家庭の教育費負担の軽減、育児手当の充実、従業員の休暇取得促進についての企業側へのインセンティブ付与、ニーズに合った保育・幼児教育サービスの提供など社会総掛かりの子育て支援が重要であることは言うまでもない。

そういった認識を欠いた大臣の下で実効性ある少子化対策が実現できるとは到底思えない。
各紙の世論調査では内閣を支持できない理由として「指導力に期待できない」との声が多くあがっていた。
任命権者として、安倍総理には毅然とした対応を強く求めるものである。