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年金納付率の偽装


本会議前に開かれた代議士会。

社会保険事務所の不正免除問題が明らかになりました。
本人から申請がないのに、国民年金の保険料を免除・猶予する手続をして、年金保険料の納付率を「偽装」していたわけです。
納付率は (納付された月数)÷[(納付すべき月数)-(免除・猶予月数)] で計算するため、免除や猶予が増えると分母が小さくなり、納付率が見かけ上高くなるのです。

背景には、損保ジャパン出身の村瀬清司長官による厳しいノルマ主義があったといいます。
そのノルマの元となったのは、厚生労働省が設定した、6割台に低迷する納付率を2007年度までに8割に回復させる、という中期目標です。

損保ジャパンといえば、保険料の不払いや不正契約書の発行、契約数水増しのために社員自らが保険料を立て替えるなどの違法行為により、金融庁から業務停止命令を受けたことは記憶に新しいところです。
この違法行為の背景には、ノルマ最優先主義があったといいます。

ノルマ達成のために、書類を偽造して成績を上げるという「偽装」ももちろん問題ですが、この違法行為によって被害を被るのは真面目に保険料を払っている現役世代です。

今の年金制度は現役世代が払った保険料を、引退した世代に給付する「仕送り」のような形で成り立っています。(賦課方式といいます)
保険料を払ってもらうための努力をしないまま、安易に免除や猶予にすると、仕送りのための収入が減り、ひいては真面目に払っている人の負担がより重くなることにつながるからです。

2年前、民主党国民年金は既に破綻寸前であるとして、年金一元化を含む制度の抜本的な見直しを提案しましたが、与党は民主党の提案には耳を貸さず、年金改悪法案を強行採決で成立させました。
また、年金が争点となった2004年の参議院選挙で示された民意を元に、年金改悪法廃止法案を特別国会に提出しましたが、これも与党によって否決されています。

本日の本会議(ビデオ:34分会議録)の議題は以下の通り。
採決(◎:全会一致、○:賛成、×:反対)
探偵業業務適正化法案(164衆法25)
容器包装に係る分別収集・再商品化促進等法改正案(164閣法79)
討論・採決
○【民主党案】居住者・利用者等の立場に立った建築物安全性確保等を図るための建築基準法等改正案(164衆法22)
×【政府案】建築物安全性確保を図るための建築基準法等改正案(164閣法88)

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