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ひろしまドッグぱーくについて環境省からヒアリング


ひろしまドッグぱーくの視察を踏まえて、動物愛護法を所管する環境省動物愛護管理室からヒアリングを行いました。
主なやりとりは以下の通りです。(文責:松本大輔事務所)

環境省動物愛護法に関する行政事務は自治事務であり、一義的には広島市の所管。環境省は技術的な助言をする立場。こちらから広島市に判断を強制したり、広島市の判断についてどうこう言えない。ただし、今後の犬の取扱いについて整理が必要だとは伝えた。

松本:本件をいつ把握したのか。
環境省第一報は先週の金曜日(9/29)。アークエンジェルのHPを見た方からの電話で知った。

松本:管理者だけでなく、経営者も動物取扱業の届出をしているのか。
環境省届出している。現在も廃止されていないと聞いている。

松本:動物取扱業者が遵守すべき基準に違反しているのではないか。
環境省違反か否かについて広島市からの報告はまだない。犬が増えたので飼育する人が足りなくなったことなどは聞いている。
松本:日曜(10/1)に視察したが、現地はひどい状況。虐待だ。基準にある「(飼育施設の)適切な広さや空間の確保」、「1日1回以上の清掃の実施」、「適切な飼養または保管」から逸脱していることは明白。管理者にも経営者にも動物取扱業を続ける権利はない。

松本:法令上、虐待の定義はあるのか。
環境省ない。ケース・バイ・ケースで判断。

松本:今回の事案に対して可能な行政処分は。
環境省6月施行の改正動物愛護法では従来の届出制を登録制に改め、登録取消処分もできるようになったが、現在経過措置期間中のため、管理者も経営者も届出業者のまま。よって届出の廃止をするよう指導するのが限界。あるいは動物愛護法19条に基づく業務停止命令もあるが、本来懲罰的な処分ではない。
松本:これだけのことをやっておいて、何のお咎めもないでは済まない。再発防止のためのアナウンス効果という観点も含めてよく検討していただきたい。
環境省広島市に伝える。

松本:NGOやボランティアによる献身的な救援活動には頭が下がるが、全て手弁当では負担も大きく、持続可能性の面からも問題。行政としての対応は。
環境省新しい飼い主探しに向けて取り組むよう、広島市には伝えている。

松本:深刻な状態の犬の発見がこれほど遅れたのはなぜか。
環境省広島市の担当者が訪問しても、鍵を持っている責任者が不在といわれ、追い返されたり、電話をしても居留守を使われたりしたようだ。
松本:管理者が鍵を開けないなら、建物・敷地の所有権を持つ経営者に開けさせることができたのでは。
環境省そこは我々も詳しく承知していないので、広島市に確認する。

松本:環境省は今年6月、経営者を「地域環境保全功労者」として表彰しているそうだが、まさに犬が苦しんでいる最中に表彰したことになり、問題ではないか。
環境省広島県からの推薦に基づき表彰したもの。結果責任はあるかもしれないが、表彰時点では今回の事態を知り得ていなかった。審査の過程でどこまで候補者のことを知ってなくてはならないかという問題もある。
松本:結果責任はある。だからこそ、自治事務を理由に広島市に任せるのではなく、環境省としても主体的に取り組んでいただきたい。

松本:広島市の説明文書によれば、法令の範囲内で精一杯のことをやったとのことだが、そうなら法令に限界があるということ。管理者が悪いのは言うまでもないが、それを防げなかった行政にも問題がある。広島市の対応が不十分なのか、法令に不備があるのか、今回の事態を招いた本質的な問題がどこにあるかを、環境省としても見極めていただき、対策・対応に当たっていただきたい。

以上