だから、ダイスケ - 松本大輔のホームページ

元衆議院議員 松本大輔のホームページ

一票の格差

先日のアルパークでの街頭演説でお話しした内容です。

0増5減

 「今回の司法の判断は重く受け止めなければならないし、この状態を早期に解消することが不可欠です。小選挙区を5つ減らし、295にする改正法はすでに昨年成立しています。しかし、その時は総選挙が目前に迫った中で、緊急避難的に成立したものでした。

 しかしその後、今回の一連の違憲訴訟の中で、昨年の法改正は一人別枠方式違憲とした一昨年の最高裁判決の趣旨とは「質的に異なる」「十分なものとはいえないことは明らか」「格差是正の措置とは言い難い」などの非常に厳しい表現を用い、0増5減は一票の格差是正たりえないという立場を示しました。今後、最高裁まで進んだ場合、再び違憲判決が出される可能性が現段階で排除されないことになります。昨年の11月の法改正時と今回一連の判決を経た後とでは置かれている状況や前提が変わっています。

 国会議員憲法99条で憲法の尊重擁護義務を課せられていますが、憲法上の疑義が指摘されたにもかかわらずこれを無視して区割り改定法を成立させることは、立法府の職務放棄、怠慢、傲慢とのそしりをも免れません。」


区割り

 「今回の与党の改正案のもととなる区割り審の勧告では、一票の格差は最大で1.998倍、違憲とされる2倍までわずか0.002倍の差しかありません。

 2015年には国勢調査があります。鳥取2区の人口が265人減少したら、あるいは逆に東京16区の人口が529人増えただけでも、その翌年いっぱいまでには行われることになる次の衆議院選では、やはり違憲判決が繰り返されうるということです。

 そもそもなぜそんなことになってしまうのか。まずは鳥取県2議席ありきで、それを2つに分けてその2倍以内におさまるように、という案でしかないからです。」


比例について

 「今回の与党案は比例を2つに分けて、一つは通常の比例。もう一つは第2党以下に配分する比例となっています。なぜか第1党に投票した人への投票権を軽視したことになります。これこそまさに一票の格差の問題そのものです。今回の高裁判決で最高裁違憲審査権が軽視されているとの警鐘が鳴らされたことを鑑みれば、それを踏まえるべきはずの法改正で、逆に一票の格差の問題を引き起こすことは厳に慎むべきではないかと考えます。」