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夢を持とう、日本!

昨日は、尾崎豊さん生誕50周年記念日にふさわしく、魂の演説、心揺さぶるお話を野田前総理からいただきました。

お忙しい中、お運びいただいたみなさま、本当に有難うございました!

「高校は実質無償化し、大学は奨学金を大幅に拡充します。」


これは、2009年の選挙で私たちが掲げた5つの約束の1つでした。

年収400万円以下の家庭の子どもの4年制大学進学率が3割にとどまる一方で、1000万超では6割という調査結果も同じ年の7月に発表されていました。

生徒本人の志望、進路選択の問題だけでは済まされない格差だと考えました。

高校の実質無償化は実現しました。しかし、家庭の経済格差を、子どもたちのチャンスと希望の格差にさせないという夢の実現は、いまだ道半ばです。


広大OBでもある元官房長官藤村修先生は、政界を引退され、今はあしなが育英会の副会長をお務めになられています。元文部科学副大臣の一人として、私も同じ夢に挑戦したいと考えています。


理研のiPS細胞研究、JAXAはやぶさ、放医研の重粒子医科学センター、世界遺産条約についての京都での国際会議、スーパーサイエンスハイスクールなどなど、副大臣当時、色んなところにお伺いました。仕事は「わくわくする気持ち」が原点だと再認識しました。


これまで学校の運動会も多く見てきました。私はリレーを見るのが大好きです。懸命に次の走者につなごうとする子どもたち、本気で走る子どもたちの姿には、私のようなちょっとくたびれたおじさんの心をワシ掴みにしてしまう何かがあります。


そして、くたびれてる場合じゃねえなと、「はたと」気づかされます。
子どもの本気は確かにすばらしいものですが、子どもの伸びしろを創るのは、大人の本気であり、大人の全力疾走だと思うからです。


子どもの伸びしろは、日本の伸びしろであり希望です。
政治の醍醐味の一つは、日本の伸びしろを創ることにあります。
政治には、この国に希望を取り戻すという使命があるとも思っています。


消費税再増税時に軽減税率を導入すべしという議論が行われていますが、私は所得制限をかけるなど対象世帯を限定した上で、最低限の生活費にかかる消費税の一部をおかえしする、還付するという今の給付金をベースにした負担軽減策の方が好ましいと考えています。


軽減税率は、所得制限もなく適用限度額もない、青天井の減税だからです。高級な肉、高級な魚、高級な果物を買える人ほど減税のメリットが大きくなるという矛盾は、逆進性対策とは言い難いものです。


だから低所得者対策として、別途1人あたり3万円の給付金を配るとまで言い出したんじゃないでしょうか。

これでは一体なんのための軽減税率か分かりません。

しかも、酒を除く飲食料品が対象となれば、その経費は1兆3千億円。高級食料品が減税となる一方で、子どもたちの鉛筆も、消しゴムも、ノートも、負担軽減はありません。赤ちゃんの紙おむつも、ご家庭のトイレットペーパーも減税はありません。この線引きは果たして公平でしょうか。


線引きを段階的に見直すと言っていますが、新たな利権と癒着の温床になりはしないでしょうか。中小企業の事務負担はどうなんでしょうか。


高校の実質無償化の経費は約4000億です。

つまり、あくまで概算ではありますが、1兆3000億あれば、大学に通いたいという子どもたちに年間50万近くの奨学金を、貸与ではなく、給付できることになります。

50万と言えば、広大や県立大や市立大の学部の年間授業料なみの金額です。

もちろん私立に進む人にも大幅な負担軽減となります。

しかも学部生の間に限れば、それを最長4年間毎年給付できます。それならと進学率が高校並みになったとしても、半額の25万円を給付できます。

(∵4000億×大学4年間/高校3年間×大学奨学金25万/高校授業料12万≒約1兆円)

高等教育という枠組みですから、高専は4年目以降の授業料を実質ゼロにしうるということです。

希望者全員に給付型奨学金。国民みんなで、あしながさん。所得制限をかけて経費を圧縮する、あるいは学費がこの先さらに高くなれば、逆に1人当たりの金額を増やすという選択肢もあるかもしれません。


現在、消費税負担軽減策として行われている住民税非課税世帯と子育て世帯向け臨時給付金は約2300億。

つまり1兆3000億あれば、現行の負担軽減策と給付型奨学金の両方を実現できる。

もちろん、社会保障のための消費増税ですから、だからといって今すぐ希望者全員の給付型奨学金を実現できるわけではないのですが、同じお金をかけるなら、軽減税率よりもっと夢のある税金の使い方が他にあるんじゃないでしょうか。


国づくりは人づくり。

勉強もスポーツも科学技術も、仕事も日本経済の活力も、潜在成長力の底上げも、おおもとはみな同じ。

自分を試す喜びこそ、未来の伸びしろです。

だから、夢を持とう、日本!